キッチンのビフォーアフター!素敵に生まれ変わった3つのキッチン

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キッチンをリフォームしたくなるのはどんなときでしょうか。古くなった、収納が少ない、使い勝手が悪いなど、理由は様々でしょう。キッチンには清潔で安全であることが第一に求められますが、せっかくリフォームするなら機能的で美しくしたいものです。リフォームの前と後で大きく姿を変えた、3つのキッチンをご紹介します。


1. 団地の小さなキッチン

こちらはファミリータイプの集合住宅です。壁沿いに配置されたⅠ列型のキッチンセットと瞬間湯沸かし器に昭和の雰囲気がうかがえます。キッチンセットは公団住宅の流し規格に沿ったものと思われます。ステンレスの流し台は手入れがしやすく、開き戸は引き出しに比べて収納量が多いという利点はありますが、全体的に古く、収納量は十分とはいえません。窓は大きいですが、窓の上の吊戸棚は圧迫感があり、キッチン全体が暗い雰囲気となっています。


アフター1

キッチンを窓のない壁に設置したので、吊戸棚は手の届きやすい場所につけられています。窓の上の吊戸棚は撤去され、キッチンに入ってすぐに窓が目に入る、開放的な空間になりました。キッチンに隣接した大きめの収納は食品を保管するパントリーとしても使えそうです。


アフター2

キッチンはステンレスメインの軽快なデザインです。床面積60㎡強と、決して広くはない集合住宅ですが、壁と天井を白の塗装とし、キッチンの素材を光るものにすることで光を反射し、狭さを感じにくくしています。キッチンパネルの代わりに施したモノトーンのタイル貼りがどことなく昭和を彷彿とさせ、年月を経た住まいともよく調和しています。


アフター3

キッチンに立って振り向くと、小さなダイニングテーブルがあります。テーブルはボルドーパインのフローリングに合わせたダークブラウン、照明といすは黒でまとめられています。華奢なデザインの家具は小さなダイニングキッチンによく似合います。


2. 広がるキッチン

こちらも壁付きのⅠ型キッチンセットです。シンクの横に扉があり、奥にも居室があるのが分かります。換気扇、吊戸棚、手元灯は梁の位置によって配置が決まり、使い勝手はあまり考慮されていません。プリント合板の木目扉は当時のスタンダードでした。


アフタ―1

キッチンセットが設置されていた壁を撤去し、奥まで広げて造作のⅡ型キッチンとしました。セミオープンタイプなので、キッチンにある程度の独立性もあり、料理に集中しやすい環境をつくることができます。換気扇は箱型のシンプルなもので、目の高さより高い位置に大きな吊戸棚はなく、キッチンからくる圧迫感はありません。


アフタ―2

キッチンの横にはダイニングテーブルが隣りあって造作されています。梁や壁は仕上げをせず、壁紙をはがした跡や露出した配管もそのままにしています。一方で床やダイニングテーブルなどに木材を使用しており、ラステイックなだけではない、住み手が心地よく暮らしたいと思う空間が実現されています。


3. 戸建て住宅の独立型キッチン

広々とした戸建て住宅の独立型キッチンです。キッチンセットからは昭和の趣が感じられますが、ダイニングとの間にはカウンターがあり、当時としては先を行くデザインだったと思われます。吊戸棚は窓の上にあるので手が届きにくく、使用頻度が気になるところです。


アフタ―

キッチンの設置個所はそのままに、吊戸棚をなくして窓を天井まで高く取りました。白い人工大理石のカウンターや白いサッシが、明るく清潔感のある空間を生み出しています。縦に長い窓は部屋の奥まで光が差し込みます。


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