大きな庭木や美しい花々が生い茂った庭はとても魅力的です。しかし庭木が多ければ専門家による定期メンテナンスが必要であったり、時には害虫が発生してしまうこともあります。自然と触れ合うことができる居心地の良い外部空間であることと低メンテナンス性を両立させるには、植物の量を控えめに、石材やタイル、木材などをメインに使用して構成するのがおすすめです。
今回は国内外から18の事例を紹介します。ぜひ参考にしてみて下さいね!
こちらの庭はウッドデッキで高さを付けたエリアをメインに、その他のスペースは小石を敷き詰め、アクセント的に植物を配置しています。隣接する塀は木材、建物はレンガなので植物がたくさんなくてもどこか自然感が漂っていますね。
枯山水を意識して岩、小石、砂利、踏み石などで構成した日本庭園なら、庭木の数が少なくてもしっとりとした情緒溢れる雰囲気を作ることが可能です。
こちらは千葉県の造園会社新美園による庭です。
白い小石とタイルを組み合わせた上品なシーティングエリアです。ラタンのカーブした塀も特徴的です。小石を敷き詰めると雑草防止にも役立ちます。
砂利、飛び石、ウッドデッキ、砂浜、そして小さなプール。子ども達が夢中になりそうな変化と遊び心のある庭です!植物エリアはきっちり区切っているのでメンテナンスが少なく済みます。
こちらのスペースは緑が生い茂っていますが、注目して欲しいのは足元。小石を敷き詰めて作った装飾的なパターンがとても印象的です。背景の緑がない場合でも、鉢植えを数個置くだけでゴージャスな雰囲気を作ることができます。
幾何学的なラインとモノトーンの色調がとてもモダンな庭です。鉢植えで置かれたヤシの木がアクセント。個性的なスタイルの庭を求める方にぴったり。
プラスティックのプランターは安価ですがチープな印象となってしまいます。植物の数が少ないのなら質を重視すべきです。プラ製と比べると価格は高くなりますが、石材や陶器のプランターがおすすめです。
小さな庭やパティオ、テラス、中庭などを活用したい場合にお手本となるのがこちらのコーディネート。フラットなタイルの床、隅に左右対称に配置したプランターなどが省スペースかつ空間をすっきり広く見せています。中間色であることも大切なポイント。
大きな庭木には広いスペースと十分な陽当たりが必要です。まずは自宅の庭のサイズに見合った植物を見極めることが大切です。
丸く刈り込んだ低木が白い砂利からぽっこり顔を出しているような、なんだか不思議な可愛らしさのある庭です。数は少なくても植物の形状や植え方によって個性を出すことは可能なのです。
芝生がなくても温かい雰囲気は作ることができます。例えばこちらのような豊かな質感と深い色味を持つ石材の床。高級感やエレガンスも醸し出しています。
小さな中庭は庭木の植え込み箇所を除いてフローリングとすると内外がフラットに接続され、外部空間がより身近になります。庭木が一本であることも家庭のシンボルツリーとしての存在感を強調する、というプラスに働きます!