トロピカルな庭を作るには?

AYUMI SAITO AYUMI SAITO
Old wine factory and farm, Espacios y Luz Fotografía Espacios y Luz Fotografía Balcones y terrazas rústicos
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常にバカンス気分を味わえるような庭を作りたいなあと思いませんか。それならば、南国気分を取り入れたトロピカルな庭を考えてみてはいかがでしょう。今回は、トロピカルな庭の作り方についてご紹介します。

気候を確認しよう

まず、確認しなければならないのが、気候です。日本は温暖湿潤気候に属していますが、その地形上、地域によって気候が変わってきます。年中暖かめの沖縄であれば、より多くの南国植物を植えることができますし、冬の寒さが厳しい北海道では、冬の対策法を考えながら庭のデザインを考えていく必要があります。

どんな土がいいの?

homify Balcones y terrazas rurales

気候と同様に、トロピカルな庭を作るには、適した土を用意する必要があります。熱帯植物が好むのは排水がよく、栄養分が高い腐葉土です。自宅の庭の土に栄養分が足りない場合は、肥料を足し、植物が好む土を作ってあげましょう。その場合は窒素が十分に含まれた有機肥料を用いるのがおすすめです。植物を植える前から、肥料を与え、定期的に水やりをし、土を作っていきましょう。

レイアウトを考える

それでは、庭のレイアウトを考えていきましょう。一口に庭といっても、求めるものによって違ってきます。家族がゆっくり過ごせる場所にしたいのか、植物鑑賞に重点を置きたいのか、自分の中で目的をはっきりさせましょう。その目的にそって、機能性と実用性を鑑みてレイアウトを考えていきます。庭作りにも定評がある建築家ユミラ建築設計室が手がけたこちらの庭は、玄関と縁側に囲まれたスペースを活用し、二方から庭を楽しめるようになっています。

日陰をどうやって使う?

日本で観葉植物を育てるにあたって考えたいのが、日陰の使い方です。どうしても日が当たらない場所は出てきてしまいますし、日が短くなる秋〜冬にかけては、日の当たりが更に悪くなってしまいます。年中日陰になってしまう場所には、日陰で寒い場所に耐えられる観葉植物を植えてあげましょう。過酷な状況でも育つ植物を植えてあげることで、スペースを上手く使えるといいですね。

強風から守るために

地域によっては、強風が心配な場合もあるでしょう。その場合は、植物たちを守るために、つる植物を植えて壁を作ってあげると良いしょう。つる植物の中では、ぶどうを植えるのがおすすめです。ぶどう棚があるだけで、南国感が高まり、オシャレな庭にすることができます。こちらの庭は屋上に設けられた庭園。やはり風が心配なので、ワイヤーフレームを設け、つる植物を育てています。

地域で育つ植物を選ぶ

前述した通り、日本でトロピカルな庭を作るうえで重要なのが、植物の選び方です。日本には四季があるので、春や夏は熱帯地方の生まれの観葉植物も問題なく育つのですが、冬は多くの地域がある程度の寒さになってしまうため、植える植物をしっかり調べて植える必要があります。そのため、寒さに強い観葉植物を選ぶように心がけましょう。寒さに強く育てやすい観葉植物としては、ガジュマル、オリヅルラン、トックリラン、アロエが挙げられます。これらの植物は病害虫に強く、乾燥に強いので、初心者でも育てやすいのでおすすめです。

オーナメントにもこだわる

homify Balcones y terrazas rústicos

庭のレイアウト、植える植物が決まったら、オーナメントにも力を入れたいところです。南国感を高めるためには欠かせないオーナメント。例えば、このようにハンモックを取り付けるだけで、南国のような時間の流れがゆったり感じられる空間を演出することができます。

メンテナンスもしっかりと!

トロピカルな庭をキープするには、しっかりとしたメンテナンスが必要です。定期的に肥料をあげたり、毎日十分な水やりをしたりと、メンテナンスを行いましょう。メンテナンスの時間は、庭と対話する大事な時間。メンテナンスの時間も楽しみながら、素敵な庭を作っていきましょう!

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