お家の外観は、全体の印象も左右する大切な要素。昼間は良くても、夜になると真っ暗で何も見えないのでは、せっかくのファサードが台無しになってしまいます。せっかくなら夜は夜で、ライトアップして昼間とはまた違った雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。ライトアップすると、見た目がより美しくなるだけでなく、防犯の効果も期待でき、一石二鳥です。美しい照明で、ご近所さんに噂される家を目指しましょう!
まず初めにご紹介するのはスペインの照明デザイナーLa Bella Candelaが手がけたこちらの住宅。クリスマス用のデコレーションと見まごうほどの豪華さは、通りがかる人の足を止めてしまうほどです。こちらのように照明のひとつひとつはシンプルで小さくても、窓辺や手すり等あらゆるところを飾ると、圧倒的な迫力が生まれますね。玄関扉へと導くアプローチをライトアップするのは、人々を迎え入れるという点においてとても有効的です。シンプルなオレンジ色の光で家全体を飾りましょう。
雰囲気満点のこちらのお庭。古い赤レンガの壁が、オレンジ色のシャンデリアに照らされ、まるでおとぎ話に出てきそうな素敵な空間を演出しています。屋外にシャンデリアというアイディアは、なかなか珍しいかもしれませんが、その分インパクトは抜群。お庭の雰囲気アップを狙うなら、ぜひ取り入れたいアイテムです。その際、足元にはキャンドルを置くと、光が上部だけに集中せず、バランスが取れるかもしれません。火の元が心配な方は、最近はLEDのキャンドルも種類がたくさんあるので、どんどん活用すると良いでしょう。
こちらは新潟県を中心に活躍するDWARFの手がけた住宅。アメリカをイメージした、カントリー調のサファイアグリーンの外壁は、異国情緒を感じさせ、夜になって見えなくなってしまうのはあまりにももったいありません。そんな外壁をポーチのライトが明るく照らします。柵がないオープンな作りになっているので、ついつい世間話に来たお隣さんも、ポーチで長居してしまいそうですね。親しみやすい雰囲気は、ご近所さんの憩いの場所となるかもしれません。
こちらはKAZ建築研究室が手がけた、屋上緑化の施された個性的な住宅。緑のカーテンが作れるように、また前の道路からの目隠しにもなるようにと、13本の梁が突き出た、特徴的なファサードとなっています。夜になると内側のあたたかい光が梁の合間からこぼれ、昼間とは全く異なる印象を与えます。梁がウッドデッキに落とすシルエットも、よりお洒落な空間づくりに一役買っていますね。まるで家がひとつの照明となって、家族のあたたかさを伝えているあのようです。
切り株から漏れる光が美しいこちらの照明は、オーストラリアの職人Duncan Meerdingによるもの。かぐや姫の欧米バージョンといったところでしょうか、このように割れ目から光が漏れているのを見ると、神秘的な感じがしますよね。切り株なんて割れ目のあるものの方が普通なくらいですから、自然の理にかなったデザインだと言えます。さりげなくお庭に置くと、暗くなると明かりが灯り、幻想的な雰囲気にゲストもびっくりしますよ。