生まれ変わった古民家3選 – 100年の記憶が蘇るリノベーション!

K.Matsunaga K.Matsunaga
100年の記憶, 風景のある家.LLC 風景のある家.LLC
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日本の昔ながらの古民家は、現代の住宅とは全く違った趣があります。建築手法や、使われている素材も現代の新建材や工場生産のそれとは違い、自然のものを職人の手によって加工し建築して来ました。その技術とこだわりの生きる古民家は、100年経ってもさらに味わいを増すアンティークのようなもの。改装前や、数回改築がされた間では本来の魅力が発揮されていない物件もあるかもしれません。今回ご紹介するのは、築年数100年以上の古民家再生リノベーション3選です。時を超えて、さらに魅力がアップしたリノベーションの実例を見てみましょう!

1、Before:江戸末期の古民家

江戸時代末期から現代まで伝わる古民家でした。そのままの趣や佇まいを残しながら現代のライフスタイルに合わせた建物へと再生させたいとの思いがありました。かなり傷んでいる状態で、屋根も脆く崩れそうです。こちらの建物を環アソシエイツ・高岸設計室が再生させます。

1、After:今後さらに100年を見据える住まいへ

代々受け継いで来た思い出や格式をそのままに、居住性や構造耐力を大きくアップさせて生まれ変わった古民家。もとの建物に増築もなされ、以前よりも風格を増し、威風堂々とした佇まいに仕上がりました。茶室兼用の客間を増設し、ゲストをゆったり迎えられる格式ある玄関は広く時を超えた趣を感じます。まるで旅館を思わせるような、広縁や座敷からは美しい日本庭園を眺められ、月見台から眺める空は格別のものとなるでしょう。本プロジェクトについては「島原古民家再生」で詳細をご紹介しています。

2、Before:築100年の養蚕を行なっていた家

随分と古く、建て替えをしようかという話も出ていた古民家。屋根は歪み、この頃は趣や風情を感じられないほどの古びた印象しかありませんでした。風景のある家.LLCは住まい手と建て替えか新築かを随分と話し合いながら、屋根裏の立派な梁を見つけたところからリノベーションを提案します。

2、After:眠っていた趣が蘇ったリノベーション

思い出もなかったために当初は新築でも構わないという話で進んでいたこちらの家。建築家はあえて新築よりも手間のかかるリノベーションを手がけ、眠っていたこの家の魅力を見事に吹き返しました。昔の家を支え、耐え抜いてきた立派な梁。天井裏に眠っていた当時は影の存在でしたが、今回の再生で露わになり、再塗装をし直した結果空間を体現する迫力のあるアクセントとして演出されています。新しい無垢の木の色と、100年の時を超え深みを増した木の色とがミックスし、和モダンの気品溢れる空間が誕生しました。本住宅については「蘇る100年の記憶。暖炉のある古民家リノベーション!」で詳細をご紹介しています。

3、Before:ほぼ廃墟のような佇まいだった古民家

周囲の草むらは野放しで、長い間暗く覆われていた古民家。周りの景色には恵まれていながら、この家の環境を生かしきれていない状態でした。うっそうとした環境の中にひっそりと眠っていた家です。こちらをTOM建築設計事務所が再生を手がけます。

3、After:開放感あふれ、懐かしさを感じる空間に

暗く湿った印象の以前の姿とはまるで変わり、囲炉裏のある温かな空間へと大変身。縁側に向かった面は解放でき、ひらけた景色が一望できます。続きの座敷は襖を取り払い、囲炉裏のあるダイニングが広がりました。もちろん必要に応じて建具で仕切ることも可能です。和モダンの古民家でも、フローリングを採用する家も珍しくない中、青々とした畳がほっとするLDKで整えられました。和紙の明かりと、時を超え深みを増した建具や玄関土間の雰囲気は惹きつけられる趣があります。本住宅については「大朝の家 古民家再生工事」で詳細をご紹介しています。

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