シックに魅力的に・メキシコの家

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Casa FS55, Taller Estilo Arquitectura Taller Estilo Arquitectura Pasillos, vestíbulos y escaleras modernos
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今回紹介するのは一般的な家庭のプロジェクトではありません。メキシコ・ユカタン州メリダに位置する ハウスFS55は、モダニズムが大流行しスタイルのほぼ全てを支配していた1950年代に設計・建設された建物。それにもかかわらず、この家はそんな流行に逆らった対照的なスタイルで設計されました。そして約60年後の現在、50年代からインスピレーションを得たTaller style architectureによって再デザイン・リノベーションされたのです。さっそく見ていきましょう!

正面外観

こちらのファサードが、モダニズムが大流行していた当時の唯一の証拠とも言える部分。フロントはまだ保守的な要素がいくつかありますが、再デザインする際にいくつかのマイナーな要素を評価、強調することに。それは玄関脇の小さなランタンや装飾的な鉄格子の嵌った小窓など。シンプルながら小さなディテールがキュートな外観です。

玄関ホール

まず家に入るとあるのがこちらの玄関ホールです。白い壁に青と白のタイル張りの床が美しく爽やかで、美術館の作品であるかのようなヴィンテージ家具や絵画がクラシックな魅力を放つこのスペースは、ゲストを気持ちよく歓迎してくれます。そして奥の居住空間へと続きます。

オープンプラン

モダンデザインの家の特徴の一つは、オープンスペースであることと、それらの空間のつなげ方です。こちらの住宅もリビングルーム、キッチンとダイニングエリアが完全につながったオープンプランとなっています。ビビッドな色で構成されたモダンな家具とミニマルでクラシックな家具の素晴らしいコンビネーションは、シックな個性をこの家にプラスしています。

個性的なミックススタイル

リビングエリアには自然光が燦々と差し込み、床のタイルを際立たせています。 ライトグリーンのタイルというカジュアルな印象の床と、スタイリッシュな家具との組み合わせが個性的でこの家独自のスタイルを感じさせます。 デザインやスタイル、色をうまく調和させるのは時に難しいこともありますが、そんな時は自分が一番リラックスできる組み合わせを選んでみて下さい。 黄色い野花が置かれたコーヒーテーブルが家庭的でナチュラルな雰囲気を演出しています。

ベッドルーム

こちらは鮮やかなスカイブルーのタイルが印象的なベッドルームです。真っ青な空、または美しい海のようなこの床に置かれたのは、ミニマルなフレームを持つベッド。装飾はサイドテーブル、椅子、対になったランプ、そして小さな絵画のみです。 これ以上の装飾は必要ありませんね。居心地よくリラックスできるベッドルームです。

外部とのつながり

小さな庭からは視覚的および物理的にマスターベッドルームへとアクセスできます。これは自然光や風を取り込み通気性を高めるだけでなく、家のスペース間の密接な関係を作っています。両サイドが天井までの大開口部ですが、面しているのは中庭のためプライバシーはしっかりと守られています。リゾートホテルのような雰囲気もある開放的なベッドルームですね。

魅力的なコントラスト

こちらは冒頭の外観写真の真裏に位置するプールのある庭です。 石が積み上げられた荒々しい印象の壁がこの家の歴史を思い出させるようです。 プールは下からグリーンの照明で照らされており、壁と美しいコントラストを描いています。 さらにはシンプルでモダンな黒い窓枠と、豊かに枝を伸ばす植生、ヴィンテージの椅子など魅力的なコントラストがたくさん。これらのコントラストがこの家の大きな魅力であり個性なのです。

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